久保恵子
- 医師
- 医学博士
- 労働衛生コンサルタント(保健衛生)
経歴
2000年 | 産業医科大学医学部卒業後市中病院にて臨床研修 |
2002年 | 産業医科大学産業医学基本講座修了後 古河電気工業株式会社にて産業医研修 |
2003年 | 東日本電信電話株式会社専属産業医 |
2011年 | ちばみなみ労働衛生コンサルタント事務所開業 個人事業主として産業医に従事 |
2021年 | 幕張産業医オフィス開設 |
代表ごあいさつ
社会情勢や働く人を取り巻く環境が刻一刻と目まぐるしく変わっても、適切な「栄養・運動・休養」が心身の健康づくりの基本であることは変わりません。「栄養・運動・休養」で生活を整え、活力のある状態で変化した状況に前向きに適応していくことが求められます。しかし、仕事の量的質的負荷、シフト勤務や夜勤、家庭で求められる役割等により、生活リズムを整えることはおろか、生活習慣を気に掛けることも難しくなっている方が多くいらっしゃいます。産業医として安全衛生委員会、健診事後措置、セミナー等で健康管理についてお話する際には、特別な健康法を求めるのではなく、「A当たり前のことを B馬鹿にせず Cちゃんとやる」のが大事であることを再認識していただくことを重視しております。「勤務時間中の眠気が出ない睡眠時間をできるだけ確保する」でも、「野菜を欠かさずバランスよく食べる」でも、できる範囲で何か一つ始めることが重要です。感染症や熱中症、メンタルヘルス等、保健衛生についての情報提供も積極的に行っています。
多くの従業員が生活を整えると心身も整っていくと実感し、適切に疾病予防を行うことで、企業全体の健康度もより高くなるよう、また、疾患を抱えていらっしゃる方も病状を悪化させずに仕事に適応できるよう、微力ながらお手伝いしたいと考えています。
また、復職判定やストレスチェック対応等を行う際に、必要な情報収集を行い、企業と従業員「森と木」をバランスよく精査・観察し、客観的で的確な判断に基づいた実効性のある意見が出せるようにするためにも、皆様と良好なコミュニケーションを取り、信頼関係を築けるよう注力いたします。
面白味はないかもしれませんが、奇を衒わず基本を大切にした活動を行うのがモットーです。
最後に、産業医養成校である産業医科大学卒業後、勤務先・契約先企業や、産業保健職の皆様等の、ご指導、ご鞭撻、ご協力、ご理解を賜り、20年来産業医を専門的に生業とし、大学で学ばせていただいたことを活かせていることに、この場を借りて深く御礼申し上げます。
ロゴマークについて
産業医をはじめとする産業保健職は、医療行為は基本的に行いませんが、「企業等でより効果的な衛生管理ができるようお手伝いや橋渡しをする」「職場と医療の間をつなぐ」といった役割を担っていると考えています。私どもが介在することで、契約先企業様等の労働衛生活動や、関わらせていただいた従業員の方が、より明るく発展的な方向に進むようにという願いを込め、幕張のMと併せたロゴマークを作っていただきました。